脱サラ組みが起業するとき気をつける事 2004/02/20

脱サラして起業する時に気をつけなければならない事は
た~くさんある。
忘れがちなのは、集客の事。
「いやいや、私の計画としては○○◇◇です」
では実行プランと概算予算は?
「・・・」

って事が多いです。

以前、脱サラして喫茶店をはじめるにあたって知人から紹介を
受けた方です。

「いやー、店舗のレイアウトや食材、お客さんへの接客のことばかり
考えていて看板を忘れていたんだけどお願いできる?」どのような内容で?

「実は...国金から借り入れたんだけど、看板の予算をして
なかったんです」
「15万円ほど...これ以上は...ムリ」

は~そうですか。
では出来る範囲で考えましょう。
    「あの~店舗前にある前の業者がおいていった看板の表面だけ
変えて欲しいんです」
指を指したのは大きな看板。クレーンを持ってこないと作業が
出来ないくらい大きい。
あはは、あれですか...ムリ...とは申しませんが、
50万円ぐらいかかりますよ。
「・・・やっぱ予想以上の金額しますね」
そうですね。

大きなものも出来ればいいですが、予算内で出来るだけ
効果の高い方法を考えましょうよ。
って事で看板を設置した。

後の話で、
「実は国金を借りる時に事業計画書を持っていったんですが、
看板代を計上していない事を担当者に指摘されたんですよ。
それで他を削って何とか15万円計上したんです。

その時担当者に言われたんですが『これの10倍は見ないと
商売はきつい』
『他の同業の事例ですと資金計画の数分の一...』
って言われました。
いやー図星です。キツイっす」

この国金の担当者はわかっているな~って思いました。
確かに、担当していると色んな事業計画を持ち込まれるし、
儲かりそうか儲からなさそうかが匂いでわかってくるんだろうな。

看板だけを上げてもしょうがない。
チラシや店内POPなど組み合わせて考えなければならないのに、
サラリーマンの時は自分の作業範囲は熟知しているが、
全体が見えない事が多い。

店舗を持たない起業でも似たような事が言える。

お気をつけ下さい。

看板の過去日記

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