朝、訃報で飛び起きた。
友人一家が亡くなった。
先日の台風による大雨で10日、友人一家が乗った車が道路の陥没で事故にあった。
友人は私と同じ年。それに奥さんと2人の娘さん。それに友人の弟さんの5人。
友人は看板の電材屋さんをやっていて仕事上でも行き来があり、よく付き合って貰ってました。電気工事やネオンの事、電材の選び方から業界情報までかなりお世話になったんです。
15年ぐらい前、彼が前職の塗料屋さんの時から顔見知りでしたが、その当時と現在を比べて私の事を「越智は変わった、だから今の会社で取引口座を開いてもらえるように社長に口添えをしたんだ」ってはっきり言われた。
たぶん彼がいなかったら、その電材屋さんに掛売りをしてもらえなかったであろう。
「今の越智なら、商売人として認められる」って事も言われた。
自分を認められる嬉しさがあった。
社長業をしていて、お世辞ヌキで周りから“人格”に関わる事をほめられる事はその一回きりかもしれない。
そんな、私にとって良い事も悪い事も、ガツンと言ってくれる友人のひとりでした。
高校生の時から現在にいたるまでどれだけ周りの人が亡くなったんだろう。
そのほとんどがある日突然召されている。
ある人はバイクで、ある人はレース中に、ある人は急病で、ある人は...。いつも心の動揺が激しい。
周りの死に接するたびに思う。
『今を精一杯生きよう』