ビューさんとカナダのスキー場を後にして、
バスでバンクーバーへ向かう。
その日は彼の友人であるカナダ在住の中国人と食事。
カナダの生活を通して、感じた事を話している。
・・・
どうやら英語を話しているようだが、ヤッパリ中国語にしか
聞こえない。ビューさんに通訳してもらいながら、
彼の経験を話してもらった。
内容はあんまり覚えていないが、
彼らの頭の中には国境がないというのが非常に感じられた。
しょうがないから関所でハンコを押してもらう感覚。
とでも言うのかな。すごいアクティブだし、
バイタリティーを感じた。
しかし、そんな事を出来るのは当時では、香港の中でも
一部の金を握った者だけであると言っていた。
返還前の香港は、
いかに脱出するか?
いかに財産を守るのか?
いかにもっと儲けるのか?
を考えていたらしい。
ビューさんだけではなく、全員がそう思っていたというのだ。
だから、金のある者はすぐに行動したし、
無い者はあきらめたか、
中国の出方を予想して様々な方策を考えていたみたいです。
さて、話は戻って翌日の朝、バンジージャンプの会場へ向かう。
おいおい、ビューさんパンフレットを見ると送迎は
夏だけじゃないか。
しかも、3日前までの予約制。更に4人以上って書いてあるぞ!
「オチ、心配ナイ。Let’s go——」
かなり心配...。
二人でモノレールに乗って着いたのがバスターミナル。←だったと思う。
そこから赤毛のアンで有名な場所まで高速バスがあるという。
バンジージャンプの会場はその途中にあるのだ。
な~る程、高速のバス停までこれで行くんだなって思い
乗り込んだ。
ビューさんは乗り込んだとたん、バスの運転手と交渉している。
バスの運転手はしきりにNO!を繰り返す。
どうしたんだろう?何を交渉しているのか?
バスに揺られる事1時間半ぐらい来た所でビューさんは叫んだ
「ココで止めて」←スペルがわかんないので日本語
!
おいおい、ココは高速道路だぞ!何考えてんだビューさん。
ってツッコミを入れようとしたら、バスは止まった。
運転手はビューさんの交渉に根負けしたみたいだ。
ココをわたったら危ないので、向こうを回って下の道に行きなさい
見たいな事を教えてくれる。
高速から下の道を降りて歩く事15分やっと会場に着いたが...
続く。
いやー、この時は自分の概念を打ち砕かれる思いでした。
◇会場まで行くんだという意思
◇目標達成の為には方法はいくらでもあるという考え方
◇交渉して見なければわからない事実
いかに自分の概念で行動していなかったかがわかった
思いでした。
それから15年、自分は何にも変わってないかもしれない(泣;