融資担当者のつぶやき 2003/07/17

以前、国民金融公庫の融資担当者から聞いた話。

脱サラで飲食店をはじめたい人が融資に来るといつも思うことがあるそうです。

「めんどうだな」

絶対に口には出来ないが、心の中で思うそうです。
意気込みはわかるが、事業計画書ですと持ってきたものにマトモなものは少ないということ。
少しでも、事業をはじめるなら成功させてあげたいし、誰だって、やっぱり笑顔が見たい。

だから、厳しい事もするし、貸さない事もある。勉強し直しなさいとやんわりと諭す事もある。

新規独立の場合、とかく箱やメニューに気が行ってしまい。
サービスや集客などのソフト面がおざなりになりやすいと言っていた。

中でも、広告費を計上しない事が多い。
看板・チラシなどの販促費が少なすぎると言う。
新規出店で、15万円の計上しかないと、事業計画書を練り直してもらうこともあるという。

15万円じゃチラシ1回しか打て無いじゃん。

新規出店のスタートダッシュに御近所さんに来て貰わなくては話になんない。その後が大きく変わるのは目に見えている。

その他にも、抜けがかなりあるらしい。

担当者の面倒を少なくすると、融資も受けやすくなるのは事実だそうです。

「俺も人間だ!」って言ってました。

看板の過去日記

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